4.8Lソーラーオーブンの集光装置としてのパネル型ソーラークッカーの集光性能を考えてみました。
夏モードと冬モードで真空管に当たる光がどのように変化するのかを、夏至と冬至、その中間の春分・秋分の日の太陽光の反射光路を描きました。参考として放物面反射では真空管の底に光が当たらない所が28.6%出てしまいますが、パネル型真空管オーブンは、裏側に反射光を当てて健闘しているのがよく分かります。春分・秋分の日では、真空管の周りを光が100%当たっているのがよく分かりました。
3種類のパネル型ソーラーオーブンの温度上昇実験をしました。
自作のパネル型ソーラー管オーブンでも集熱・蓄熱に優れた真空管を使うと、比類なき調理温度になることが分かりました。
1Lの時は太陽が出ていて完璧な蓄熱になり、35分で274.2℃になりました。
続いて2.2Lの時は薄日になりましたが、30分ちょっとで151.5℃になりました。
4.8Lの時は最後は曇ってしまいましたが150℃に近い温度になりました。